旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 9:7-16 リビングバイブル (JLB)

7. 血筋の上でアブラハムの子孫だからと言って、真の意味でのアブラハムの子孫ではありません。 なぜなら、聖書に次のように書いてあるからです。アブラハムには、イサクのほかにも子供がいたが、神様の約束が適用されるのは、イサクとその子孫に対してだけであると。 

8. つまり、アブラハムの子供が全部神様の子なのではなく、神様がアブラハムにお与えになった救いの約束を信じる人々だけが、神様の子供なのです。

9. 神様はアブラハムに、「来年、わたしはあなたとサラに男の子を授けよう」と約束しておられました。 

10-13. それから、何年か過ぎて、息子イサクは成長し、結婚しました。 その妻リベカがみごもって、ふたごを産もうとしている時、神様はリベカに、「ふたごのうち、初めに生まれる兄のエサウが、弟のヤコブに仕える者となる」とお告げになりました。 旧約聖書には、「わたしはエサウではなく、ヤコブを祝福する」と書いてあります。 神様がこう宣言されたのは、子供たちがまだ生まれてもおらず、まだ良いことも悪いこともしていなかった時のことです。 このことからもはっきりわかるように、神様は最初から決めておいたことを実行されたのです。 子供たちの行ないによってではなく、神様の意志と選びによって、すべてが決定されたのです。

14. では、神様は不公平なのでしょうか。 絶対にそんなことはありません。 

15. 神様はモーセにこう言われました。 「わたしは、自分が親切にしたい人に親切にし、情けをかけてやりたい人に情けをかける。」

16. したがって、神様の祝福は、だれかがそれを得ようと決心したからとか、そのために努力したからとかで、与えられるようなものではありません。 それは、神様が情けをかけたいと思う人に与えられるものなのです。

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