旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 4:3-10 リビングバイブル (JLB)

3. というのは、旧約聖書に「アブラハムは神様を信じた。 だから、神様はアブラハムの罪を帳消しにして、『罪のない者』と宣言された」と書いてあるからです。

4-5. しかし、アブラハムが天国に行く資格を得たのは、良いことをしたからではないでしょうか。 違います。 救いは贈り物として与えられるものだからです。 もし善行によって救われるとすれば、もはや無料ではなくなってしまいます。 ところが、救いは無料なのです。 救いは、自分の力で手に入れようとしない人にこそ与えられます。なぜなら、罪人が、キリスト様は自分を神様の怒りから救い出してくださると信じきる時に、神様は彼らを、正しい者と宣言してくださるからです。

6. ダビデ王は、救われる値打のない罪人が、神様から「罪のない者」と宣言される幸いについて、こう言っています。

7. 「罪を赦された者、罪をすっかり消された者は、なんと幸いだろう。

8. もはや主に罪を数え上げられないですむ人の喜びは、どんなだろう。」

9. すると、次のような質問が出て来ます。 この祝福は、キリスト様を信じた上に、さらにユダヤ教のいろいろなおきても守っている人にだけ与えられるのでしょうか。 それとも、ユダヤ教の規則は守らなくても、ただキリスト様を信じてさえいれば与えられるのでしょうか。 アブラハムの場合はどうだったのでしょう。 「アブラハムは信仰によってこれらの祝福を受けた」と言われています。 それは、ただ信仰だけによったのでしょうか。 それとも、ユダヤ教のいろいろな規則も守ったからなのでしょうか。

10. この質問に答えるためには、まず、次の質問に答えなければなりません。 神様はいつ、アブラハムにこの祝福をお与えになったかということです。 それは、彼がユダヤ人になる前――すなわち、ユダヤ人として認められるための儀式である割礼を受ける前――のことでした。

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