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ルカによる福音書 8:40-47 リビングバイブル (JLB)

40.  ガリラヤに帰ると、イエスは心からの歓迎を受けました。 人々はおいでを待ちわびていたのです。

41.  その時、ユダヤの会堂管理人で、ヤイロという名の人が来て、イエスの足もとにひれ伏し、家においでくださいと願いました。 

42. 十二歳になる一人娘が、危篤状態だったのです。 熱心な頼みに、イエスは人垣をかき分けるようにして、ヤイロの家に向かわれました。

43-44. 途中で、一人の女が、いやされたい一心で、うしろからイエスにさわりました。 十二年もの間、出血の止まらない病気に悩まされ、どうしても治らなかったからです。 ところが、イエスの着物のふさにさわったとたん、出血は止まりました。

45.  イエスは、「わたしにさわったのはだれですか」とお尋ねになりました。 みんながめいめい自分ではないと答えた時、ペテロが口を出しました。 「先生。 わかりっこありませんよ。 回りにはこんなに大ぜいの人がひしめき合っているんですから……。」

46.  「いや、だれかがさわりました。 力が出て行くのを感じたのですから。」

47.  女は、イエスが何もかもご存じなので、わなわな震えだしました。 とても隠しきれません。 しかたなくイエスの前にひれ伏し、さわった訳とすっかりよくなったこととを、包み隠さず打ち明けました。

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