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ルカによる福音書 7:28-40 リビングバイブル (JLB)

28. 今まで生まれた人の中で、ヨハネほどすぐれた働きをした人はいません。 けれども、神の国で一番小さい者も、ヨハネよりはずっと偉大なのです。

29.  ヨハネの教えを聞いた人はみな、取税人たちでさえ、神の正しさを認め、バプテスマ(洗礼)を受けました。 

30. ただパリサイ人と法律の専門家だけが、そっぽを向いたのです。 あつかましくも、神のご計画を退け、ヨハネのバプテスマを拒否したのです。

31.  このような人々のことを、どう言ったらいいでしょう。 

32. まるで遊び友達に文句を言っている子供のようです。 『結婚式ごっこして遊ぼうって言ったのに、ちっともうれしがってくれないでさ、それで葬式ごっこにしたら、今度は、ぜんぜん悲しがってくれないや』とわめいているのです。 

33. つまり、バプテスマのヨハネが何度も断食し、生涯、酒も飲まずにいると、『やつは気が変になっている』ときめつけ、 

34. わたしが食事をしたり、ぶどう酒を飲んだりすると、『あいつは大食いの大酒飲み、一番たちの悪い罪人どもの仲間だ』とののしります。 

35. けれども、神の知恵の正しさは、神を信じる者たちが証明するのです。」罪を赦された女

36.  あるパリサイ人から食事に招待されたので、イエスは快く応じました。 一同が食卓に着いていると、 

37. 町の女が一人、高価な香油の入った美しいつぼを持ってやって来ました。 この女は売春婦でした。 

38. 女は部屋に入るなり、イエスのうしろにひざまずき、さめざめと泣きました。 あまり泣いたので、イエスの足が涙でぬれるほどでした。 女はていねいに髪で涙をぬぐい、心を込めて足にくちづけしてから、その上に香油を注ぎかけました。

39.  イエスを招待したパリサイ人は、この出来事を見て、「これで、やつが預言者でないことが、はっきりしたぞ。 もしほんとうに神様から遣わされた方なら、この女の正体がわかるはずだからな」とひそかに思いました。

40.  ところが、イエスは何もかもお見通しでした。「シモンよ。 あなたに言っておきたいことがあります。」「はい、先生。 何でございましょう。」

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