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ルカによる福音書 19:20-34 リビングバイブル (JLB)

20.  ところが、三番目の家来は、預かった資金をそっくりそのまま差し出すではありませんか。 『私はお金を大切に保管しておきました。 

21. せっかくもうけても、横取りされてしまうのではつまりません。 あなた様はほんとうにひどい方で、ご自分のものでないものまで取り立て、他人の作った穀物さえ、取り上げるのですから。』

22.  王は激しく怒ってどなりつけました。 『なんて悪いやつだっ! わしが、そんなにひどい人間だと言うのか。 よし、それなら思い知らせてやろう。 それほどよくわかっていたのなら、 

23. なぜ、銀行に預けておかなかったのか。 そうすりゃあ、利息ぐらいついたのに。』

24.  王は側近の者たちに、『さあ、こいつからお金を取り上げ、一番多くもうけた者にやってしまえ』と命じました。

25.  『ですが王様。 あの者はもうすでに、たくさん持っていますが。』

26.  それでも、王は言いました。 『そのとおり。 だがな、いつでもそうだが、持っている者はさらに多く与えられ、持っていない者はそのわずかな物さえ失ってしまうのだ。 

27. それから、謀反を起こしたやつらのことだが、すぐにここへ引っ立てろ。 わしの目の前で死刑にしてやるがいい。』」エルサレムを目前にして

28.  お話を終えると、イエスは先頭に立ち、エルサレムに向かわれました。 

29. 一行がオリーブ山のふもとのベテパゲとベタニヤの村に近づいた時、イエスは、先に弟子を二人、使いに出し、こう指示なさいました。 

30. 「さあ、あの村へ行って、道ばたにつないである、ろばの子を捜しなさい。 まだだれも乗ったことのないろばの子です。 見つけたら、綱をほどいて、連れて来るのです。 

31. もしだれかにとがめられたら、『主がお入用なのです』とだけ答えなさい。」

32.  二人は、言われたとおり、ろばの子を見つけました。 

33. さっそく綱をほどきにかかると、持ち主が来て、「何をしてるんだ。 おれたちのろばの子をどうしようってんだ」と聞きただしました。

34.  弟子たちは、「主がお入用なのです」と答え、 

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