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ルカによる福音書 18:1-10 リビングバイブル (JLB)

1.  ある日、イエスは弟子たちに、いつでも祈り、また答えられるまで祈り続けることを教えようと、一つのたとえ話をなさいました。

2.  「ある町に、少しも神を恐れず、人を人とも思わない裁判官がいました。 

3. 同じ町に住む一人の未亡人が、たびたび、この裁判官のところへ押しかけ、『訴えられて困っています。 どうかお力添えを』と願い出ました。 

4-5. 裁判官はしばらくの間は、相手にもしませんでしたが、あまりのしつこさに、とうとう我慢できなくなりました。 彼は心の中でこう考えました。 『わしは神様だろうが人間様だろうが、ちっともこわくなんかない。 だが、あの女ときたひにゃ、うるさくてかなわん。 しかたがない。 裁判をしてやることにしよう。 そうすりゃあ、もう、わずらわしい思いをしなくてすむだろう。』」

6.  主は続けて言われました。「このように、悪徳裁判官でさえ音を上げてしまうのなら、 

7. まして神は、昼も夜もひたすら訴え続ける信者たちを、必ず正しく取り扱ってくださるはずでしょう。 そうは思いませんか。 

8. 神はすぐに答えてくださるのです。 ただ問題は、メシヤ(救い主)のわたしが帰って来る時、いったいどれだけの人が信仰を持って祈り続けているかです。」

9.  それから、自分の美徳を鼻にかけ、他人を軽べつする人たちに、こんな話をなさいました。

10.  「二人の男が祈るために神殿へ行きました。 一人は自尊心が強く、あくまでも自分を正しいと主張するパリサイ人、もう一人は、人のお金をだまし取る取税人でした。 

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