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ルカによる福音書 13:6-14 リビングバイブル (JLB)

6.  そして、次のようなたとえ話をなさいました。「ある人が、ぶどう園にいちじくの木を植えました。 そして、実がなっているかどうか、何度も何度も、見に行きました。 ところが、期待はいつも裏切られてばかりです。 

7. とうとう主人は頭にきて、『こんなろくでもない木は切り倒してしまえっ!』と番人に命じました。 『三年だぞ。 三年も待ったというのに、一つも実がならない。 もうこれ以上、手をかけることはない。 全く場所ふさぎもいいとこだ。』

8.  すると番人が、何とか思いとどまらせようと、なだめにかかりました。 『まあまあ、ご主人様。 もう一年、もう一年だけお待ちください。 特に念入りに、肥料をやってみましょう。 

9. それで来年実がなれば、もうけもの。 だめで、もともとです。 それから切り倒しても遅くはありません。』」

10.  ある安息日のこと、イエスは会堂で教えておられました。 

11. そこに、十八年もの間、腰が曲がったきりで、全然伸ばすことのできない女がいました。

12.  イエスは女をそばへ呼び、「さあ、あなたの病気は治りましたよ」とおっしゃいました。 

13. イエスがさわると、どうでしょう。 たちまち腰はしゃんとなったではありませんか。 女は喜びを抑えきれず、神をあがめ、賛美しました。

14.  ところが、会堂のいっさいの責任を持っていた、この地方のユダヤ人の指導者は、それが安息日だというので、もうれつに腹を立て、群衆に怒りをぶちまけました。 「よりによって安息日に病気を治してもらうなど、もってのほかだっ! 仕事のできる日は、一週間に六日もあるだろうが。 その間に治してもらえ。」

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