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ルカによる福音書 13:25-34 リビングバイブル (JLB)

25.  家の主人が戸を閉めてからでは遅すぎます。 外に立ち、どんどんたたきながら、『ご主人様ーっ! 開けてくださーい、お願いでございまーす』と、なりふりかまわず頼んでも、中からは『おまえたちなんか、全然知らないね』と、冷たい返事が返ってくるだけです。

26.  それでもあきらめず、『何かのおまちがいでは? 私どもは、あなた様と食事をごいっしょしたこともありますし、大通りで、あなた様から教えていただきました』と食い下がります。

27.  けれども主人は、けんもほろろに答えるのです。 『おまえたちなど知らないと言うのが、聞こえんのかっ! おまえたちのような悪党は、ここには入れないのだ。 とっとと行ってしまえっ!』

28.  アブラハム、イサク、ヤコブ、それに預言者たちもみな神の国に入っているのに、あなたがたはいつまでも外に立ち尽くして、泣きわめき、歯ぎしりするのです。 

29. 一方人々は、あちらからもこちらからも来て、神の国に迎え入れられ、席に着きます。 

30. いいですか。このことは肝に銘じておきなさい。 今は軽んじられている者が、その時には大いにほめたたえられ、今は重んじられている者が、その時には最も軽んじられるのです。」

31.  ちょうどその時、パリサイ人が数人、つかつかと歩み寄り、イエスに忠告しました。 「いのちが惜しかったら、ここから出て行きなさい。 ヘロデ王があなたをねらっています。」

32.  イエスはお答えになりました。 「あのきつねにこう言ってやりなさい。 今日も、明日も、わたしは悪霊を追い出し、病気を治します。 そして三日目に、目的を達成します。 

33. そうです。 今日も、明日も、その次の日も、わたしは進んで行くのです。 神から遣わされた預言者が、エルサレム以外の場所で殺されることは、ありえないからです。

34.  ああ、エルサレム、エルサレム。 なんという町でしょう。 預言者たちを殺し、町を救うために遣わされた人たちを石で打ち殺すとは。 めんどりがひなを翼の下にかばうように、何度あなたの子供たちを集めようとしたことでしょう。 しかし、あなたがたは、それを拒んだのです。 

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