旧約聖書

新約聖書

ヨハネによる福音書 6:25-39 リビングバイブル (JLB)

25.  そしてイエスを見つけると、さっそく、「先生。 いったいどうやって、ここまでおいでになったのです?」と尋ねました。 

26. 「いいですか。 あなたがたがわたしのそばにいたがるのは、わたしを信じているからではありません。 パンを食べさせてあげたからですね。 

27. 食べ物みたいになくなってしまうものに、心を奪われてはいけません。 それよりも、永遠のいのちを手に入れる努力をしなさい。 メシヤ(救い主)のわたしは、それをあげるのです。 そのためにこそ、父なる神は、わたしをお遣わしになったのですから。」

28.  「神様に満足していただくには、どうしたらいいんでしょうか。」

29.  「神が遣わされた者を信じることです。 それこそ、神が望んでおられることです。」

30-31. 「あなた様がメシヤなら、その証拠に、もっといろいろな奇蹟を見せてください。 そう、毎日ただでパンを下さるとか……。 ちょうど先祖たちが荒野を旅した時、毎日パンをもらったようにね。 『モーセは天からのパンを彼らに与えた』と聖書(旧約)に書いてあるでしょう。」

32.  「そのパンを与えたのは、モーセではありません。 わたしの父です。 そして今、父はあなたがたに、天からのほんとうのパンを下さるおつもりです。 

33. ほんとうのパンとは、神から遣わされて天から来た、一人の方のことです。 その方が、世の人々にいのちを与えるのです。」

34.  「先生。 ぜひそのパンを、一生の間、毎日下さい。」

35.  「わたしが、そのいのちのパンなのです。 わたしのところに来る人は、二度と飢えることがありません。 わたしを信じる人は、決して渇くことがありません。 

36. ところがあなたがたときたら、どうでしょう。 前にも言ったように、わたしを見ながら信じないのですから。 全く困った人たちです。 

37. けれども、父が与えてくださった人は、わたしのところに来ます。 そういう人を拒むようなことは絶対にしません。 

38. わたしが天から下って来たのは、自分の思いのままにするためではなく、神の意志どおりに行なうためだからです。 

39. 神が与えてくださったすべての人を、一人も失わないように守り、終わりの日に永遠のいのちに復活させるのです。 

完全な章を読みます ヨハネによる福音書 6