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ヨハネによる福音書 4:20-35 リビングバイブル (JLB)

20. だったら教えてくださいよ。 ユダヤ人は、礼拝の場所はエルサレムだけだと言いはるし、サマリヤ人は、あたしたちのご先祖様が礼拝した、このゲリジム山だと言ってる。 どうしてなんです?」

21-24. 「いいですか。 父なる神を礼拝する場所は、この山か、それともエルサレムか、などとこだわる必要のない時が来るのです。 大切なのは、どこで礼拝するかではありません。 どのように礼拝するかです。 霊的な、真心からの礼拝をしているかどうかが問題なのです。 神は霊なるお方だから、正しい礼拝をするには、聖霊の助けが必要です。 神はそのような礼拝をしてほしいのですよ。 あなたがたサマリヤ人は、神のことはほとんど何も知らないで礼拝していますが、私たちユダヤ人はよく知っています。 救いはユダヤ人を通してこの世に来るのですから。」

25.  「そりゃあね、キリストと呼ばれるメシヤ(救い主)様がおいでになることだけは、知ってますよ。 その方がおいでになれば、いっさいのことを説明してくださるんでしょう。」

26.  「わたしがそのメシヤです。」

27.  ちょうどその時、弟子たちが戻って来ました。 驚いたことに、イエスは女と話しておられるではありませんか。 しかし、どうしてなのか、何を話していらっしゃるのか尋ねた者はいませんでした。

28.  女は、水がめを井戸のそばに置いたまま村に帰り、会う人ごとに話しかけました。 

29. 「ねえねえ、来て、会ってごらんよ。 あたしのしてきたことを、何もかも言い当てた方がいるのさ。 あの方こそ、キリスト様に違いないよ。」 

30. この誘いに村人たちは、イエスに会おうと、ぞくぞく押しかけました。

31.  その間に、弟子たちはイエスに、「先生。 どうぞお食事を」と勧めました。 

32. ところがイエスは、「いやけっこうです。 わたしには、あなたがたの知らない食べ物があるのですよ」と言われたのです。

33.  弟子たちはけげんそうに、「だれかが食べ物を持って来たんだろう」と言い合いました。

34.  そこでイエスは説明なさいました。 「いいですか、わたしの食べ物というのは、わたしを遣わされた神のお心にかなうことをし、神の仕事をやり遂げることなのです。 

35. 『刈り入れはまだ四か月も先のこと、夏も終わりにならなければ始まらない』と思っているようですね。 だが、回りをよく見なさい。 人間のたましいの畑は広々と一面に実り、刈り入れを待つばかりです。 

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