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ヨハネによる福音書 20:1-14 リビングバイブル (JLB)

1.  週の初めの日(日曜日)、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリヤは墓に行きました。 見ると、入口の石がわきにのけてあります。

2.  驚いたマリヤは、息せき切ってシモン・ペテロと私のところに駆けつけ、「た、たいへんよ。 だ、だれかが、主のお体を取ってっちゃったわ! ねえ、いったい全体、どこに置いたのかしら」と叫びました。

3-4. 私たちは、それを確かめようと、二人して墓に急ぎました。 私はペテロより速かったので、先に着きました。 

5. すぐさま身をかがめてのぞき込むと、亜麻布が見えます。 けれども、中には入りませんでした。 

6. 続いてシモン・ペテロが駆けつけ、ためらわず中に入りました。 彼もやっぱり、亜麻布と、 

7. そこからやや離れた所に、イエスの頭に巻いたはずの布がそのままの形で置いてあるのを見ました。 

8. 私もあとから入り、この有様を見て、イエスが復活なさったことを信じました。 

9. この時までは、イエスは必ず復活すると書いてある聖書のことばを、全く理解していなかったのです。

10.  二人は家に帰りました。 

11. 同じころ、マリヤは墓に戻り、外に立って泣いていました。 ところが、泣きながら身をかがめて墓の中をのぞき込むと、 

12. イエスのお体があった場所の、頭と足にあたる所に、白い着物をきた御使いが二人、座っているではありませんか。

13.  「なぜ泣いているのです?」御使いたちがマリヤに尋ねました。「だれかが私の主を取って行ったからですわ。 どこに置いたのか、まるっきりわからないんですもの。」

14.  こう答えてふり向くと、だれかが立っています。 なんとイエスでした。 しかし、マリヤはまだ気がつかないようです。

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