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ヨハネによる福音書 16:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  このことを話したのは、これからどんなことが起こっても、あなたがたがおたおたしないためです。 

2. 覚悟しなさい。 会堂から除名され、いのちまでつけねらわれる身になるのですから。 事実、あなたがたを殺すことで、神への奉仕を果たすのだと、人々がとんでもない思い違いをする時が来ます。 

3. 父をも、わたしをも知らない人々のやりそうなことです。 

4. いいですか。 この警告をしっかり心にとめておきなさい。 迫害が現実に起きた時、あわてふためかないですむようにしなさい。 今までこんなことを言わなかったのは、しばらくでも、いっしょにいてあげられたからです。

5.  しかし今は、わたしをお遣わしになった方のもとに行かなければなりません。 それでもあなたがたは、わたしが何のためにそこへ行くのか、知りたくないようです。 だれ一人、どこに行くのか尋ねもしないではありませんか。 

6. ただもう、わたしの話を聞いて、悲しみで胸が張り裂けんばかりなのでしょう。 

7. だがほんとうは、わたしが行くのは、あなたがたにとって一番よいことなのです。 わたしが行かなければ、助け主はおいでになりません。 行けば、必ずおいでになります。 それというのも、わたしが、その方を遣わすからです。

8.  その方が来られると、世間の人に誤りを認めさせます。 罪、心の正しさ、神との正しい関係、さばきからの救いということで、人々はまるで考え違いをしているのです。 

9. まず罪とは、わたしを信じないことです。 

10. 正しい心を持ち、神と正しい関係を結べるのは、わたしが父のもとに行き、もはやわたしを見なくなるからです。 

11. さばきから救われるのは、この世の支配者がすでにさばかれたからです。

12.  ああ、話しておきたいことは、まだまだ、たくさんあります。 それなのに、今のあなたがたには、理解できないことばかり……。 

13. だが、真理である聖霊が来られます。 その方の指導を受けて、あなたがたもいつか、すべての真理を知るのです。 聖霊は、自分の考えを述べたりはなさいません。 ただ、聞くままを伝えてくださるのです。 やがて起こることについても話してくださいます。 

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