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ヨハネによる福音書 13:14-32 リビングバイブル (JLB)

14. その、主でも先生でもあるわたしが足を洗ってあげたのですから、あなたがたも互いに足を洗い合いなさい。 

15. わたしは模範を示したのです。 わたしがしたとおりに、あなたがたもしなさい。 

16. 使用人は主人より偉くはないし、遣わした本人より使者のほうが大物だということもありえません。 

17. このことがわかったら、すぐ実行しなさい。 これこそ祝福される道です。

18.  あなたがた全員に、こう言っているのではありません。 あなたがたを選んだのは、このわたしです。 ですから、一人一人がどんな人間かよく知っています。 聖書(旧約)には、『わたしと食事を共にしている者が、わたしを裏切る』とはっきり書いてあるでしょう。 いいですか。 まもなく、そのとおりのことが起こるのです。 

19. 今そのことを話しておきましょう。 その時になって、あなたがたがわたしを信じられるように。

20.  よく言っておきます。 わたしが遣わす者を心から受け入れる人はだれでも、わたしを受け入れるのです。 そして、わたしを心から受け入れることは、わたしをお遣わしになった父を受け入れることなのです。」新しい戒めを与えるイエス

21.  ここでイエスは、込み上げる霊の悲しみを抑え、叫ばれました。「そうです。 まぎれもない事実なのです。 あなたがたのうちの一人が、わたしを裏切るのです!」 

22. 弟子たちは、だれのことか見当もつきません。 きょとんとして顔を見合わせるばかりです。 

23. ところで、私は日ごろから特に目をかけていただいていたので、食卓では先生の隣に座っていました。 

24. だからでしょうか、シモン・ペテロが私に、「そんな恐ろしいことをしでかすのは、いったいだれか聞いてくれ」と合図を送ってきました。

25.  そこで私は、先生に、「主よ。 だれがそんなことを?」と尋ねました。

26.  「わたしが手ずからスープに浸したパンを与える者がそうです。」こう言われると、イエスはパンを浸し、イスカリオテのシモンの子ユダに与えられたのです。

27.  ユダがそのパンを口に入れるが早いか、サタンがユダの心に入り込みました。 そこで、イエスはユダに、「さあ、急いで、することをしなさい」と言われました。

28.  食卓に着いているほかの者はみな、何のことやら、さっぱりわかりません。 

29. ユダが一行の会計係だったので、おおかた、食べ物の代金の支払いか、貧しい人々に金を恵むことぐらいだろう、と思った者もいました。 

30. ユダはぱっと席を立つと、夜のやみに飛び出して行きました。

31.  ユダが姿を消すとすぐ、イエスが言われました。 「時が来ました。 神の栄光がわたしの回りに輝き渡るのも、時間の問題です。 同時にまた、わたしの身に起こるすべてのことゆえに、神も大いにほめたたえられるでしょう。 

32. 神はわたしに、ご自分の栄光を与えてくださるのです。 それも、すぐに。 

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