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ユダの手紙 1:11-20 リビングバイブル (JLB)

11. 災いが、彼らに下りますように。 弟殺しのカインと同じ道をたどっているからです。 また、バラムと似て、金のためなら、どんなことでも平気でするからです。 彼らはコラのように、神様に従わず、そののろいを受けて死ぬのです。

12. こういう連中が、教会での愛の会食に加われば、大きな汚点を残します。 彼らは、他人のことなどおかまいなしに、大声で笑ったり、ふざけたりしながら、むさぼり食うのです。 まるで、からからに乾ききった大地の上を、一滴の雨も降らせずに通り過ぎる、雲みたいです。 おおいに期待させるだけで、何の役にも立たないのです。 また、収穫の時期になっても、実一つつけない木に似ています。 その状態は、ただの死ではなく、二重の死を意味します。 彼らは、根こそぎ引き抜かれて、焼かれるしかないのですから。

13. 彼らがあとに残すものと言えば、海岸に打ち寄せる荒波が残していく、汚ないあぶくのような、恥と不名誉だけです。 彼らは、一見、夜空に輝く星のように見えますが、その行く手には、神様が用意された永遠の暗やみがあるだけです。

14. 最初の人アダムとは近い年代に生きたエノクも、こういう連中のことを知っていて、「ごらんなさい。 主が幾百万の聖なる者と共に来られます。 

15. 主は、全世界の人を自分の前に立たせて、正当な刑罰を宣告されます。 その時、彼らの神様に対する恐るべき反逆行為の数々と、神様に刃向かうことばのいっさいが、明るみに出されるのです」と言っています。 

16. このような連中は、いつも不平を言うだけで、決して満足しません。 ただ欲望のままに、どんな悪事でも平気で行ない、大口をたたいて、自慢ばかりに明け暮れます。 もし、彼らが少しでも人を敬うとすれば、相手から何かをもらおうという魂胆がある時だけです。

17. 愛する皆さん。 主イエス・キリストの使徒たちから教えられたことを、思い出しなさい。 

18. つまり、終末の時代には、あざける者たちが現われるはずではありませんか。 彼らの生きがいは、思いつくかぎりの悪を行なうことです。 

19. 彼らはこの世の悪を愛し、人々をあおりたてて議論をしかけ、分裂させます。 彼らの心の中には、聖霊様が住んでおられないのです。

20. しかし、愛する皆さん。 あなたがたは、今のきよい信仰を土台として、自分の生活を、いっそうしっかりと打ち立てなければなりません。 そして、聖霊様の力と励ましを受けて、祈る習慣を身につけなさい。

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