旧約聖書

新約聖書

ヤコブの手紙 2:15-21 リビングバイブル (JLB)

15. あなたがたの中に、着る物ばかりか、その日の食べ物にも事欠いている人がいたとします。 

16. その人に、「それはお困りですね。 でも神様が、祝福してくださいますよ。 暖まって、お腹いっぱい食べてください。 では、さようなら」と言うだけで、実際に何もしないなら、そんな信仰が何の役に立つでしょう。

17. これでわかるように、信仰を持っていると言う人は、それを善行によって証明しなければなりません。 そうでなければ、信仰は死んだも同然で、全く無用の長物です。

18. ある人が、こう言っています。 「神様に近づく道は信仰以外にないと主張する人よ。 私はあえて、行ないも同様に重要だと言いたい。 そうでなければ、自分に信仰があるかないかを、どうして証明するのか。 しかし私は、私の行ないを見る人々に、私の信仰を理解させることができる。」

19. 信じればそれで事足れりと考える人が、まだいるでしょう。 あなたは、神様はただ一人だと信じていますか。 よろしい。 しかし、覚えておきなさい。 悪魔も、そう信じて疑わないのです。 そのために、身の毛もよだつ思いで恐れているのです。 

20. ああ、あなたは、なんと愚かであわれな人でしょう。 神様の命令を実行しなければ、「信じる」ことなど、全くむだであることを、いつになったら悟るのですか。 良い行ないをしてはじめて、信仰は本物と言えるのです。

21. 先祖アブラハムでさえ、その行ないによって、神様の前に正しい者と認められたではありませんか。 彼は、息子イサクを供え物として祭壇にささげよと、神様に命令された時、いさぎよく従いました。 

完全な章を読みます ヤコブの手紙 2