2-3. 次の安息日に、会堂へ出かけて話をなさると、聴衆はその知恵と奇蹟にすっかり驚きました。 イエスのことを、自分たちと同じ、ただの田舎者だと思っていたからです。「あいつのどこがおれたちと違うというんだい。 ただの大工のせがれじゃないか。 母親はマリヤだし、ヤコブやヨセやユダやシモンは兄弟だ。 妹たちだって、おれたちといっしょにここに住んでるじゃないか。」町の人たちはイエスに腹を立てました。
4. そこで、イエスは言われました。 「預言者はどこででも尊敬されます。 ただ、自分の故郷、親族、家族の中では別です。」
5. こうして、人々の不信仰のために、ほんのわずかの病人に手を置いて治されただけで、そこでは何一つ大きな奇蹟を行なえませんでした。
6. イエスは、自分を信じようともしないナザレの人たちの態度に、驚かれました。このことがあってから、イエスは付近の村々を巡り歩いて、お教えになりました。
7. また、十二人の弟子を呼び、悪霊を追い出す力を与えると、二人ずつ組にして送り出されました。
8-9. そして、携行品は杖だけにし、食料も旅行袋も、お金も、はき替えのくつも、着替えの下着も持って行ってはいけませんと、注意されました。
10. また、続けて言われました。 「どこの村ででも、一軒の家に泊まるように。 あっちこっちと家々を渡り歩いてはいけません。