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マルコによる福音書 6:13-27 リビングバイブル (JLB)

13. 多くの悪霊を追い出し、オリーブ油を塗って大ぜいの病人を治しました。ヨハネの死

14.  イエスの奇蹟は至る所で話題になったので、まもなく、ヘロデ王の耳にも入りました。 王は、このイエスがバプテスマのヨハネの生き返りだと考えました。 そして人々も、「だからこそ、イエスにはあんな奇蹟ができるのだ」とうわさしました。 

15. 中には、預言者エリヤが生き返ったのだと考える者もあり、いや昔の偉大な預言者たちのような新しい預言者だ、と主張する者もありました。

16.  しかしヘロデは、「いや、あれはわしが処刑したヨハネに違いない。 ヨハネが死人の中から生き返ったのだ」と言いました。

17-18. 実はこのヘロデが、兵士たちに命じて、ヨハネを捕らえ、投獄したのです。 ヨハネがヘロデに、兄嫁のヘロデヤを横取りするのはよくないと抗議したからです。 

19. ヘロデヤはその腹いせに、ヨハネを殺してやろうと思いましたが、ヘロデの許可なしには、何の手出しもできません。 

20. ヘロデが、ヨハネを正しくきよい人物だと知って、尊敬し、保護していたからです。 ヘロデはヨハネと話をすると、決まって不安にかられましたが、それでも好んで聞いていました。

21.  ところが、とうとうヘロデヤに絶好のチャンスが訪れました。 それはヘロデの誕生日のことでした。 王は、宮中の高官、高級将校、ガリラヤ地方の名士などを招待して、宴会を開きました。 

22. その時、ヘロデヤの娘が居並ぶ客の前で舞をまい、一同をたいそう楽しませました。 喜んだ王は、「ほしいものはないか。 なんなりと申せ」と言い、 

23. その上、「国の半分をやってもよいぞ」と誓ったのです。

24.  娘は出て行って、母親と相談しました。 すると母親は、しめたとばかり、「バプテスマのヨハネの首をいただきたいと申し上げなさい」と入れ知恵しました。

25.  娘は、王の前に進み出ると、「今すぐ、バプテスマのヨハネの首を、盆に載せていただきとうございます」と言いました。

26.  王は困ったことになったと心を痛めましたが、誓ったことでもあり、また一同の手前もあって引っ込みがつきません。 

27. やむなく護衛兵に、獄中のヨハネの首を切り、その首を持って来るように命じました。 兵士は言われたとおり、 

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