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マルコによる福音書 11:13-22-23 リビングバイブル (JLB)

13. ふと見ると、少し離れた所に、葉の茂ったいちじくの木があります。近づいて、実がなっているかどうかごらんになりました。 ところが、その木は葉ばかりでした。 まだ実のなる季節ではなかったからです。

14.  それでイエスは、その木に向かって、「二度と実をつけることがないように」と言われました。 弟子たちはこのことばを心にとめていました。

15.  エルサレムに戻ると、イエスは宮に入り、境内で商売をしていた者たちを追い出しにかかられ、両替人の机や、鳩を売っていた者たちの台をひっくり返されました。 

16. また、いろいろな荷物を持って境内を通り抜けることも、お許しになりませんでした。

17.  そういう人たちに、イエスは、このように言われました。 「聖書(旧約)には、『わたしの神殿は、世界中の人たちの祈りの場所と呼ばれる』と書いてあるではありませんか。 それなのに、あなたがたはここを強盗の巣にしてしまったのです。」

18.  こうしたイエスの言動を耳にした祭司長やユダヤ人の指導者たちは、どうすれば首尾よくイエスを始末できるかと、相談を始めました。人々がみなイエスの教えに夢中になっていたので、へたに動いて暴動でも起きたら、それこそ一大事と考えたからです。

19.  その夕方、いつものようにイエスと弟子たちはエルサレムを出ました。 

20. 翌朝、例のいちじくの木のそばを通りかかると、なんと根もとまですっかり枯れているではありませんか! 

21. ペテロはすぐ、前の日にイエスがこの木に向かって言われたことばを思い出し、大声をあげました。 「先生。 ごらんください。 昨日あなた様がのろわれた木が枯れています!」

22-23. イエスは、弟子たちにお答えになりました。 「よく言っておくが、あなたがたでも神を信じさえすれば、このオリーブ山に『動いて、海に入れ』と言っても、そのとおりになります。 大切なのは、信じて疑わないことです。 

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