1. 一行がエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲ近くまで来た時、イエスは弟子を二人、こう言って使いに出しました。
2. 「村に入るとすぐ、一頭のろばといっしょに、子ろばがつないであるのに気づくでしょう。 それをほどいて、連れて来なさい。
3. もしだれかに、何をしているのかと聞かれたら、『主がお入用なのです』とだけ答えなさい。 そうすれば、何もめんどうは起こらないはずです。」
4. それは、次のような昔の預言が実現するためでした。
5. 「エルサレムに告げよ。『王がおいでになる。ろばの子に乗って。柔和な王がおいでになる。』」
6. 二人の弟子は、イエスの言いつけどおりに、
7. ろばの親子を連れて戻りました。 そして、子ろばの背に自分たちの上着をかけ、イエスをお乗せしました。
8. すると、群衆の中の大ぜいの者が、イエスの進んで行かれる道に自分たちの上着を敷いたり、木の枝を切ってきて敷き並べたりしました。