1. ある日、パリサイ人やサドカイ人たちがイエスのところに来て、天からのすばらしい奇蹟を見せてくださいと頼みました。 メシヤ(救い主)だと自称するイエスの主張がほんとうかどうかを、試してやろうと思ったのです。
2-3. イエスのご返事はこうでした。 「あなたがたは、天気を予測するのが得意です。 夕焼けになると、『明日は晴れだ』と言うし、朝焼けを見ると、『今日は荒れ模様だ』と言います。 そんなに上手に空模様を見分けるのに、これほどはっきりした時代の兆候は、読み取れないのですか。
4. 今の悪い不信仰な時代は、不思議なしるしが天に現われることばかり求めています。 しかし、ヨナの身に起こった奇蹟以外に、神からの証拠は与えられません。」そしてイエスは、彼らを残したまま去って行かれました。
5. 一行は湖の向こう岸へ渡りました。 ところが、食べ物を持って来るのを忘れていたのです。
6. イエスは、「パリサイ人とサドカイ人のイースト菌に気をつけなさい」と忠告なさいましたが、
7. 弟子たちは、パンを忘れてきたので、おしかりになっているのだろうと勘違いしました。
8. それに気づいたイエスは、「ああ、信仰の薄い人たちよ。 なぜそんなに、食べ物を持って来なかったことを気に病むのですか。