旧約聖書

新約聖書

ヘブル人への手紙 7:8-19 リビングバイブル (JLB)

8. また、ユダヤ人の祭司たちは、やがては死ぬべき人間であるにもかかわらず、一般から十分の一のささげ物を受けましたが、メルキゼデクは、永遠に生きている、と言われています。

9. さらに、十分の一を受けるユダヤ人祭司の先祖であるレビ自身も、アブラハムを通してメルキゼデクに十分の一をささげたと言って差しつかえないでしょう。 

10. レビは、まだ生まれてはいませんでしたが、メルキゼデクに十分の一をささげた、アブラハムの直系の子孫だからです。

11. もしユダヤ人の祭司とおきてに、私たちを救う力があるとしたら、なぜ神様は、あえてアロンの位に等しい祭司〔ユダヤ人の祭司はすべてアロンの位を受け継いでいる〕ではなく、メルキゼデクの位に等しい祭司である、キリスト様をお立てになったのでしょうか。

12-14. 新しい系統の祭司が立てられる時、それを受け入れるために、神様のおきても改められなければなりません。 キリスト様がレビ族とは全く無関係の、しかも、モーセが祭司として任命したこともない、ユダ族から出られたことは、周知の事実です。 

15. そういうわけで、私たちは、これまでの神様の秩序に大きな変更があったことを、認めざるをえません。 キリスト様が、メルキゼデクの位に等しい、新しい大祭司として立てられたからです。 

16. この新しい大祭司は、古いおきてに属するレビ族からではなく、尽きることのない、いのちからほとばしる力を基として、立てられたのです。 

17. 旧約聖書の詩篇の作者は、はっきりキリスト様を指して、「あなたは、永遠にメルキゼデクの位に等しい祭司です」と証言しています。

18. 家系を重んじる古い祭司職の制度は、廃止されました。 それは人々を救う力のない無益な制度でした。 

19. だれも、神様との正しい関係を結べなかったのです。 しかし、今は違います。 私たちは、もっとすぐれた希望を与えられています。 キリスト様のおかげで神様に受け入れられた私たちは、神様に近づくことができるからです。

完全な章を読みます ヘブル人への手紙 7