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ヘブル人への手紙 7:10-25 リビングバイブル (JLB)

10. レビは、まだ生まれてはいませんでしたが、メルキゼデクに十分の一をささげた、アブラハムの直系の子孫だからです。

11. もしユダヤ人の祭司とおきてに、私たちを救う力があるとしたら、なぜ神様は、あえてアロンの位に等しい祭司〔ユダヤ人の祭司はすべてアロンの位を受け継いでいる〕ではなく、メルキゼデクの位に等しい祭司である、キリスト様をお立てになったのでしょうか。

12-14. 新しい系統の祭司が立てられる時、それを受け入れるために、神様のおきても改められなければなりません。 キリスト様がレビ族とは全く無関係の、しかも、モーセが祭司として任命したこともない、ユダ族から出られたことは、周知の事実です。 

15. そういうわけで、私たちは、これまでの神様の秩序に大きな変更があったことを、認めざるをえません。 キリスト様が、メルキゼデクの位に等しい、新しい大祭司として立てられたからです。 

16. この新しい大祭司は、古いおきてに属するレビ族からではなく、尽きることのない、いのちからほとばしる力を基として、立てられたのです。 

17. 旧約聖書の詩篇の作者は、はっきりキリスト様を指して、「あなたは、永遠にメルキゼデクの位に等しい祭司です」と証言しています。

18. 家系を重んじる古い祭司職の制度は、廃止されました。 それは人々を救う力のない無益な制度でした。 

19. だれも、神様との正しい関係を結べなかったのです。 しかし、今は違います。 私たちは、もっとすぐれた希望を与えられています。 キリスト様のおかげで神様に受け入れられた私たちは、神様に近づくことができるからです。

20. 神様は誓いをもって、キリスト様を永遠の大祭司としてお立てになりました。 

21. かつて祭司たちをお立てになるのに、そんな誓いをされたことは、一度もありません。 しかしキリスト様に対してだけは、次のように誓われたのです。 「主は、いったん立てた誓いを変えることは決してない。 あなたは、永遠にメルキゼデクの位に等しい祭司である。」 

22. この誓いのゆえに、キリスト様は、新しいすぐれた約束の確かさを、いつまでも保証してくださるのです。

23. 古い契約のもとでは、大ぜいの祭司が必要でした。 祭司が年老いて死ぬと、跡継ぎを立てて、祭司制度を絶やさないようにしたのです。

24. しかし、イエス様は不滅のお方なので、いつまでも祭司であられます。 

25. また、ご自分を通して神様のもとに来る人々を、一人残らず、完全に救うことがおできになります。 永遠に生きておられるイエス様は、いつも神様のそばで、ご自分の血によって彼らの罪が帳消しになっていることを、神様に思い起こさせてくださるのです。

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