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ヘブル人への手紙 11:11-20 リビングバイブル (JLB)

11. アブラハムの妻サラの信仰も、すばらしいものでした。 サラはすでに年老いていたにもかかわらず、母親になることができました。 神様の約束は必ず実現すると、堅く信じていたからです。 

12. このようにして、年を取りすぎ、子供を生むことなど、全く絶望と思われていたアブラハムから、天の星や海辺の砂のように、数えきれないほどの子孫が生まれたのです。

13. 信仰に生きたこの人たちは、神様が約束されたものを手にしてから、死んだのではありません。 しかし彼らは、約束のものが待ち受けているのを見て、心から喜びました。 この地上がほんとうの故郷ではなく、自分がほんのつかの間、ここに滞在する旅人にすぎないことを、自覚していたのです。 

14. そう認めた時、彼らは心から、天にある故郷を慕い求めました。

15. もし彼らに、この世の魅力ある生活に帰る気があったら、いつでも帰れました。 

16. しかし彼らは、そんなものには目もくれず、神様が用意された天の都を一心に見つめて生活しました。 それで神様は、彼らの神と呼ばれることを誇りとされたのです。

17. 神様がアブラハムの信仰を試された時にも、アブラハムは最後まで、神様とその約束とを信じました。 彼は、息子のイサクを神様にささげ、祭壇の上で殺そうとまでしたのです。 

18. そうです。 まさにアブラハムは、イサクに刀を振りおろそうとしたのです。 このイサクを通して一つの国民となる子孫を与えるという、神様の約束があったにもかかわらず、少しもためらいませんでした。 

19. たといイサクが死んでも、神様はもう一度生き返らせてくださると信じていたのです。 まさに、そのとおりのことが起こりました。 イサクは確かに死ぬ運命にあったのに、生きたまま、再びアブラハムの手に戻されたのです。 

20. イサクが二人の息子ヤコブとエサウに、神様が将来、必ず祝福を与えてくださると確信したのも、信仰によることでした。

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