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ピレモンヘの手紙 1:8-9-22 リビングバイブル (JLB)

8-9. そんなあなたを見込んで、ぜひ、お願いしたいことがあるのです。 もっとも、正しいことをしてもらおうというのですから、キリスト様の名によって命令してもよいのです。 しかし、私たちの間には愛がありますから、あえて命令はしません。 年老いた今、キリスト・イエスのために投獄されている、この私からのお願いです。 

10. どうか、鎖につながれた獄中で、私が主に導いたオネシモを、愛の心でやさしく迎えてやってください。 私はオネシモを、わが子のように思っているのです。 

11. オネシモ〔「役に立つ」という意味〕は、以前あなたのもとにいたころは、役立たずの奴隷であったかもしれません。 しかし、クリスチャンとなった今、あなたにとっても私にとっても、その名のとおり、役立つ者となりました。 

12. そのオネシモを、そちらへ帰します。 その時、私の心もいっしょに行くでしょう。

13. 内心、私は、キリストの良い知らせを伝えたことで捕らわれの身となっている間は、彼をそばにおいて、あなたの代わりに世話してもらいたいと思いました。 

14. しかし、あなたの同意なしに、そんなことはしたくなかったのです。 親切は、無理じいされてするものではなく、心から喜んでするものですから。 

15. こう考えてはどうでしょう。 オネシモが、しばらくのあいだ逃亡していたのは、永久にあなたのものとなるために、ほかならなかったのだ、というふうに。 

16. それも奴隷としてではなく、はるかにまさった者、つまり、私にとって特にそうなのですが、愛するクリスチャンの兄弟としてです。 あなたの感慨もひとしおでしょう。 単なる奴隷と主人の関係を超えて、キリスト様を信じる兄弟同士になったのですから。

17. もしほんとうに私を友と思ってくれるなら、私を歓迎するように、オネシモをも、心から迎えてやってください。 

18. もし彼が、何か損害をかけたり、物を盗み出していたりしたら、その請求は、こちらに回してください。 

19. 私が支払いましょう。 〔その保証として、自筆でこの個所をしたためます。〕 この際、あなたの私に対する借りについては、とやかく言いますまい。 あなたのたましいが救われたのも、私の助けがあったればこそ、なのですが……。 

20. 愛する友よ。 どうか、愛にあふれたすばらしい態度で、私の弱っている心を喜ばせ、主を賛美させてください。

21. この手紙は、あなたが期待以上のことをしてくれる、と確信して書いたのです。

22. それから、私の泊まる部屋を用意しておいてくれませんか。 神様があなたがたの祈りに答えてくださり、まもなく私もそちらへ行けるようになる、と期待しているからです。

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