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ピリピ人への手紙 1:8-24 リビングバイブル (JLB)

8. 私がキリスト・イエスのやさしさをもって、どんなに深くあなたがたを愛し、慕っているかをご存じなのは神様だけです。 

9. 私はこう祈っています。 どうか、あなたがたの他の人々への愛が、もっともっと満ちあふれますように。 同時に、霊的な知識と洞察力も、さらに深められますように。 

10. それは、あなたがたに、善悪をはっきり見分ける力がいつも備わり、主が来られる日までずっと、だれからも非難されることなく、心がきよく保たれるよう、願うからです。 

11. どうか、常に神の子供にふさわしく、親切な良い行ないができますように。 それは、大いに主をほめたたえ、主の栄光を現わすことになるのです。

12. 愛する皆さん。 このことは、わきまえていてほしいものです。 つまり、ここで私の身に起こることはすべて、キリスト様についての良い知らせを広めるのに、たいへん役立っているという事実です。 

13. 周囲の人たちはみな、兵営の兵士に至るまで、私が、ただクリスチャンであるというだけの理由で投獄されていることを、知っているからです。 

14. また、私を見て、ここにいる多くのクリスチャンは、投獄など恐れなくなりました。 ともかく、彼らは耐え忍んでいる私の姿に勇気づけられ、ますます大胆に、キリスト様のことを人々に語るようになったのです。

15. もっとも、中には、神様が私をこのように役立ててくださるのをねたんで、この良い知らせを宣べ伝えている人もいます。 彼らは、勇敢な伝道者という名声がほしいのです。 しかしこのほか、もっと純粋な動機から伝道している人もいます。 

16. 私を愛する気持ちから、そうしているのです。 つまり、私をこのような状況下におかれた主の目的が、真理を弁明させる点にあることを知っているからです。 

17. ところが、別の人たちは、自分たちの成功によって、獄中にある私の苦痛がもっと増すだろうと考えて、つまり、私にねたませようとして、伝道しているのです。 

18. しかし、どのような動機からであれ、キリスト様についての良い知らせが宣べ伝えられるのは事実であり、私は喜んでいます。

19. これからも喜び続けるでしょう。 なぜなら、あなたがたの祈りや、聖霊様の助けによって、このことがすべて私に益となることが、わかっているからです。 

20. というのも、私は、次のような熱心な期待と希望とをいだいて生きているからです。 すなわち、自分で恥じるようなことは一つもせず、かえって、この試練の時も、今まで同様、常にキリスト様のために、大胆に語り、また、生きるにしても、死ぬにしても、いつもキリスト様のすばらしさを身をもって現わしたい、と思っているのです。 

21. なぜなら、私にとって、生きることは、キリスト様のために良い機会を得たことを意味し、死ぬことは、さらにすばらしいことを意味するからです。 

22. しかし、生きているからこそ、人々をキリスト様に導く機会に恵まれるとすれば、生と死のどちらがよいのか、ほんとうはわかりません。 

23. ある時は生きていたいと思い、また、ある時には反対の気持ちになります。 というのも、この世を去ってキリスト様のそばにいることほど、願わしいことはないからです。 そのほうが、地上にとどまっているより、どれだけ幸せかわかりません。 

24. しかし、地上では、もっとあなたがたの役に立てることも事実です。

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