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コリント人への第二の手紙 12:9-19 リビングバイブル (JLB)

9. そのつど返ってくる答えは、こうでした。 「いや、治すまい。 しかし、わたしはあなたと共にいる。 それで十分ではないか。 わたしの力は弱い人にこそ、最もよく現われるのだから。」 今では、私は、自分の弱さを喜んで誇ります。 力や才能を見せびらかすのではなく、喜んでキリスト様の力の生き証人になりたいのです。 

10. すべてはキリスト様のためであることを知っているので、その「とげ」も、侮辱も、苦しみも、迫害も、困難も、大いに喜んでいます。 なぜなら、弱い時にこそ、私は強いからです。――無力であればあるほど、それだけしっかりと、キリスト様によりすがるようになるからです。

11. 結局、私を、自慢ばかりする愚か者にしてしまいましたね。 ほんとうは、こんなに私に書かせるべきではなく、あなたがたが私のことを書くべきなのです。 たとい私が全く価値のない者であるとしても、あのお偉い先生方と比べて、劣る点は何一つありません。 

12. 私はあなたがたのところで、自分がほんとうに神様から遣わされた使徒である証拠を、すべて明示したではありませんか。 つまり、多くの驚くべきこと、しるし、力ある働きを、忍耐強く行なったのです。 

13. 私がほかのどの教会の場合とも違って、あなたがたには、しなかったことが、一つだけあります。 負担をかけなかったことです。 食物や住む場所のことで、何一つやっかいになりませんでした。 この不公平については、どうか赦してください。

14. 今、私はあなたがたのところに行こうと、三度目の計画を立てています。 今度も、あなたがたには負担をかけないつもりです。 私がほしいのは、お金ではなく、あなたがた自身だからです。 いずれにしても、あなたがたは私の子供です。 小さな子供は親を食べさせる必要はありません。 その逆です。 親が子供を食べさせるのです。 

15. 私はあなたがたを霊的に養うためなら、喜んで自分自身でも持ち物すべてでも、すっかり差し出します。 たとい、私が愛すれば愛するほど、ますます、うとまれるようになっても、そうします。

16. あなたがたの中には、こう言っている人がいます。「確かに、パウロは来ても、何の負担もかけなかったように見える。 だが、あいつは卑劣なやつだから、きっと陰で、うまいこと金をまきあげていたに違いない。」

17. どうして、そんなことができたでしょう。 私が行かせた人たちのうち、だれか、あなたがたを利用しましたか。 

18. 私はテトスにコリント行きを勧め、また、ほかの友人を同行させました。 彼らがあなたがたをだまして、何かもうけ仕事をしたでしょうか。 もちろん、そんなことはしませんでした。 私たちは、同じ聖霊様をいただき、同じ歩調で歩いて、同じ方法で行動しているのですから。

19. よく思われたいばかりに、こう書くのだ、と思っていることでしょう。 でもそれは、全く見当違いです。 神様の前で、宣言しておきます。 愛する皆さん。 私がこう書いてきたのは、あなたがたを助けるため、その信仰を成長させるためであって、自分のためではありません。 

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