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コリント人への第二の手紙 11:7-21 リビングバイブル (JLB)

7. あなたがたから何の報酬も受けずに、神様の良い知らせを宣べ伝えたことは、まちがいだったのでしょうか。 そのために自分を安っぽく見せて、見下げられてしまったのでしょうか。 

8-9. 何の負担もかけないで奉仕したいと、あなたがたのところにいる間、他の諸教会から送ってもらって、つまり「奪い取って」、その費用をひねり出していたのです。 それが底をついて、食べる物に事欠いた時も、あなたがたにはいっさい要求しませんでした。 マケドニヤのクリスチャンたちが、別の贈り物を持って来てくれたからです。 あなたがたに、ただの一円も求めたことのないこれまでと同様、今後もそのつもりでいます。 

10. このことは、あらん限りの真実にかけて、ギリシヤに住むすべての人に約束します。 

11. なぜそうするのでしょう。 あなたがたを愛していないからだとでも? とんでもない。 どれほど愛していることか! 神様がご存じです。 

12. しかし、今のやり方を、これからも続けるつもりです。 それは、私たちと同じように神様のために働いている、と誇る人たちの根拠を、くつがえすためです。

13. 彼らは、決して神様から遣わされた者ではありません。 「ぺてん師」です。 人をだまして、てっきりキリスト様の使徒だと思い込ませるのです。 

14. しかし、今さら驚きもしません。 サタンでさえ、光の御使いに変装できるのです。 

15. ですから、サタンの手下どもがまねして、敬虔な牧師になりすましたとしても、別段、驚くことはありません。 最後には、その悪事にふさわしい罰を、徹底的に受けるのです。

16. もう一度お願いします。 こんなことを言う私が、理性を失ったなどとは、思わないでください。 しかしまた、それならそれで、「理性を失った愚か者」のことばに、とにかく耳を傾けてください。 あの人たちみたいに、私も少しばかり誇ってみせます。 

17. こんな自慢話は、主に命じられてするのではありません。 私は、知恵のない愚か者のつもりなのですから。 

18. 自分の偉さをしきりに言いふらす、ほかの人のまねを、してみましょう。 

19. 〔りこうさを誇るあなたがたなのに、よくも、ほくほく顔で、あの愚か者たちの言うことを聞いていますね。 

20. 奴隷にされても、持ち物を奪われても、利用されても、いばられても、顔をたたかれても、よく平気でいられますね。 

21. 口にするのも恥ずかしいことですが、私は弱くて、とてもそんなまねはできません。 しかし、彼らが誇るくらいのことは何でも――またもや愚か者に甘んじますが――私だって誇れるのです。〕

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