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コリント人への第一の手紙 3:10-19 リビングバイブル (JLB)

10. 神様は恵みによって、私に、どうしたら腕のよい建築家になれるかを教えてくださいました。 私が土台をすえ、アポロがその上に建物を建てました。 しかし、その土台の上に建物を建てる者には、細心の注意力が必要です。 

11. 私たちがすでに持っている本物の土台――イエス・キリスト――以外に、土台をすえることなど、だれにもできないからです。 

12. しかし、この土台の上には、いろいろの材料で建てることができます。 金や銀や宝石を使う人もいれば、また、木や草、あるいは、わらなどを用いる人もあります。 

13. やがて、すべてがテストされる、キリストのさばきの日が来ます。 その時には、建築家が各自どんな材料で建てたか明白になります。 それぞれの仕事は火でテストされ、なお、価値が変わらないかどうか、ほんとうに完璧な建物かどうかが、だれの目にも明らかになります。 

14. そして、その土台の上に適切な材料を使って建てた人は、建物があとに残るので、報酬を受けます。 

15. しかし、家が焼けてしまった人は、大損害をこうむります。 ただその人自身は、炎の中をくぐり抜けるように、命からがら救われるでしょう。

16. あなたがたは、自分たちがお互いに神の家であり、神の御霊が、その中に住んでおられることが、わからないのですか。 

17. もし、神の家を汚したり、こわしたりする人がいれば、神様はその人を滅ぼされます。 なぜなら、神の家はきよく聖なるものだからです。 あなたがたは、その神の家なのです。

18. 自分をだますのはやめなさい。 「世間一般からすれば、自分は人並み以上のりこう者だ」と、もし考えているのなら、そんな考えはかなぐり捨てて、むしろ、ばかになるほうが身のためです。 天からの真の知恵を受ける妨げにならないためです。 

19. この世の知恵は、神様から見れば愚かだからです。 旧約聖書のヨブ記に、「神は人の知恵を、その人を捕らえるわなとして用いられる」と書いてあるとおりです。 つまり、人は自分の「知恵」につまずいて倒れるのです。 

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