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コリント人への第一の手紙 15:10-25 リビングバイブル (JLB)

10. しかし、今の私があるのは、ただひとえに、あふれるほどに注がれた神様の恵みと、あわれみとのおかげです。 この恵みとあわれみは、むだではありませんでした。 なぜなら、私はほかのどの使徒たちよりも、よく働いてきたからです。 とはいえ、実際に働いたのは私ではありません。 神様が私の内部で働き、祝福してくださったのです。 

11. 一番よく働いたのが、私であろうとだれであろうと、そんなことは問題ではありません。 大切なのは、私たちが良い知らせを宣べ伝え、あなたがたが、それを信じたという事実です。

12. しかし、これだけは言わせてください。 私たちが伝えたとおり、あなたがたが、キリスト様の死からの復活を信じているのなら、なぜ、「死んだ者は二度と生き返らない」と言ったりする人が出るのですか。 

13. もし死人の復活がないなら、キリスト様は、今も死んだままのはずです。 

14. もしそれが事実なら、私たちが宣べ伝えていることはすべてむだであり、神様に対するあなたがたの信頼もむなしく、価値のない、絶望的なものとなるのです。 

15. そして、使徒はみな、うそつきということになります。 なぜなら、「神様はキリスト様を、墓から復活させられた」という私たちの主張は、もし死人の復活がないのなら、当然、うそになるからです。 

16. もし死人が復活しないのなら、キリスト様は、今なお死んだまま、ということになります。 

17. そして、神様が救ってくださると信じ続けることは、全くばかげており、あなたがたは、今なお有罪宣告を受けたまま、ということになります。 

18. また、すでに死んだクリスチャンは、みな、滅んでしまったことになります。 

19. もしクリスチャンであることが、この世の生活でしか価値がないのなら、私たちほどみじめな者はありません。

20. しかし、事実、キリスト様は死人の中から復活しました。 そして、復活が約束されている何千万何百万もの人の、復活第一号となられたのです。

21. 一人の人〔アダム〕の行為によって、死がこの世に入って来ました。 そして、このもう一人の人〔キリスト〕の行為によって、今や、死人の復活は事実となったのです。 

22. 人はみな、罪深いアダムの子孫として、その血縁のために、死ななければなりません。 罪のあるところには、その結果として、死もあるのです。 しかし、キリスト様と血縁関係にある者はみな、やがて復活します。 

23. ただし、順番があります。 最初にキリスト様が復活なさいました。 次に、キリスト様が帰って来られる時に、彼に属する全員が復活します。

24. そのあとで、終わりが来ます。 その時、キリスト様はあらゆる敵を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。 

25. 王としてキリスト様が支配なさるのは、敵を全滅させる時までだからです。 

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