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ガラテヤ人への手紙 5:2-17 リビングバイブル (JLB)

2. よく聞いてください。 これは大切なことなのですから。 もしあなたがたが、神様の前で正しい者と認められるには、割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受け、ユダヤ教のおきてを守りさえすればいいと考えているなら、キリスト様に救っていただくことはあきらめなさい。 

3. もう一度言います。 割礼を受けて、神様の恵みを手に入れるつもりなら、それ以外のユダヤ教のおきてをも、完璧に守るべきです。 そうしなければ、死あるのみです。 

4. もしあなたがたが、おきてを守ることによって、神様への負債を帳消しにするつもりなら、キリスト様は、あなたがたにとって全く無意味な存在です。 あなたがたは、神様の恵みから、すべり落ちてしまったのです。

5. しかし私たちは、キリスト様の死によってこそ、罪が取り除かれ、神様の前で正しい者と認められることを、聖霊様の助けによって確信しています。 

6. キリスト様から永遠のいのちをいただいた私たちは、割礼を受けたかどうか、ユダヤ教の儀式を守っているかどうか、などと心配する必要はありません。 私たちに必要なのは、愛によって働く信仰だけです。

7. 皆さんは、順調に走っていました。 それを妨害したのはだれですか。 真理に逆らわせたのは、だれですか。 

8. もちろん、神様のはずはありません。 あなたがたを、キリスト様に基づく自由へと招いてくださったのは、神様なのですから。 

9. とにかく、あなたがたの中に悪い人が一人でもいるなら、その悪影響は全体に及ぶのです。

10. 主はこの点について、あなたがたを私と同じ信仰に立ち返らせてくださるものと、確信しています。 人を惑わし、かき乱す者には、だれであろうと、神様のさばきが下るのです。

11. よりによってこの私が、割礼やユダヤ教のおきてが救われるための必要条件だと教えている、と言う者がいます。 しかし、もしそうなら、もはや私は迫害されることなどないはずではありませんか。そんな教えには、だれも腹を立てませんから。 私が今なお迫害されているという事実こそ、私が今も、ただキリスト様の十字架を信じる信仰によって救われる、と教えている証拠なのです。

12. 割礼を受けさせて、あなたがたの肉体の一部を切り取りたいと思っている教師たちには、いっそのこと、自分自身をあなたがたから、切り離してもらいたいものです。 とにかく、手を引いてくれればよいがと、私はそればかり願っています。

13. 愛する皆さん。 あなたがたは自由を手にしているのです。 それは、悪を行なうための自由ではなく、互いに愛し合い、仕え合うための自由です。 

14. なぜなら、おきての全体は、「自分を愛するように他の人を愛しなさい」という一つの命令に要約されるからです。 

15. しかし、互いに愛し合わず、いつもいがみ合ったり、非難し合ったりしているなら、結局、共倒れになってしまいます。 気をつけなさい。

16. あなたがたにお勧めします。 ただ聖霊様の導きに従いなさい。 聖霊様は、どこへ行くべきか、何をなすべきか教えてくださいます。 そうすれば、自分の悪い性質のおもむくままに悪事に走ることがありません。 

17. 私たちの生まれながらの性質は、聖霊様がお命じになることとは正反対の悪事を好みます。 一方、聖霊様の導きのままに歩んでいる時に行ないたくなる善は、生まれながらの願望とは正反対のものです。 内面のこの二つの力は、どちらも私たちを思いどおりに動かそうと、いつも格闘しています。 そして私たちは、この二つの力の板ばさみになって、したいと思うことが自由にできない状態なのです。 

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