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ガラテヤ人への手紙 4:21-28 リビングバイブル (JLB)

21. ユダヤ教のおきてを守らなければ救われない、と考えている皆さん。 私のことばに耳を傾けてください。 どうして、おきてのほんとうの意義を理解しないのですか。 

22. アブラハムに二人の子供があって、一人は奴隷である妻から生まれ、もう一人は自由人である妻から生まれた、と書いてあります。 

23. 奴隷である妻の子供の誕生の場合、取り立てて変わった点はありませんでした。 しかし、自由人である妻の子供は、まずその子供の誕生に関する特別な神様の約束が先行し、それから生まれたのです。

24-25. ところで、この実話は、神様が人間を助けるために開かれた二つの道を示しています。 一つは、おきてを提示して、それを守るようにとお命じになった道です。 神様は、シナイ山でこの道をお示しになりました。 その時、モーセに「十戒」をお与えになったのです。 ちなみに、このシナイ山を、アラビヤ人は「ハガル山」と呼んでいます。 このたとえでは、アブラハムの奴隷である妻ハガルは、戒めに従うことによって神様に喜ばれようとする生き方の象徴、ユダヤ人の母なる都、エルサレムを表わしています。 そして、この生き方に賛同するユダヤ人は、すべてハガルが産んだ奴隷の子供なのです。 

26. しかし、私たちの母なる都は、天にあるエルサレムで、それはユダヤ教のおきてに属していません。

27. イザヤの次の預言は、このことを言おうとしたのです。「喜べ、子供のいない女よ。喜びの声をあげよ、子供を産んだことのない女よ。あなたに多くの子供を、女奴隷の子供より多くを授けよう。」

28. 愛する皆さん。 あなたがたにしろ私にしろ、イサクと同じ、神様の約束に基づく子供です。 

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