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エペソ人への手紙 2:5-15 リビングバイブル (JLB)

5. それゆえ、罪のために霊的に死に果て、滅びる運命にあった私たちをも、キリスト様の復活と同時に生き返らせてくださいました。 〔救われる価値などない私たちに、ただ一方的な恵みが注がれたのです。〕 

6. そして、キリスト様と共に、墓の中から栄光へと、引き上げてくださいました。 その天の領域で、私たちはキリスト様と共に、席に着いているのです。 これはすべて、キリスト・イエスが成し遂げてくださったわざに基づいているのです。 

7. 神様がキリスト・イエスを通して成してくださった、すべてのことからも、神様の恵みのすばらしさがわかります。私たちは今、その恵みがどんなに豊かであるかを示す、見本となれるのです。

8. あなたがたは、神様の寛容さのゆえに、キリスト様を信じることによって救われたのです。 しかも、そのキリスト様を信じることすらも、あなたがたから自発的に出たことではありません。 それもまた、神様からの贈り物なのです。 

9. 救いは、私たちの良い行ないに対する報酬ではありません。 ですから、だれ一人、それを手柄として誇ることはできません。 

10. 私たちをこのように造り、キリスト・イエスによる新しい生活に入れてくださったのは、神様です。 この新しい生活は、神様がずっと以前から計画してくださったものであり、私たちが互いに助け合って過ごすためのものです。

11. あなたがたも、以前は異教徒として、ユダヤ人からは、神様を信じない「汚れた者」と呼ばれていた自分を、決して忘れてはなりません。 〔もっとも、そういうユダヤ人も、神様を敬うしるしとしての割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けて、信心深そうに儀式や礼拝を守っていたとはいえ、心は汚れたままだったのですが。〕 

12. 思い出してもごらんなさい。 そのころのあなたがたは、キリスト様とは全く無縁な生き方をしていました。 神様の子供となった人々には敵対し、神様から、何の助けも約束されていませんでした。 神様もなく、望みもない、滅びる以外にない存在でした。

13. しかし今では、キリスト・イエスに属する者となっています。以前は、神様から遠く離れていたあなたがたも、キリスト・イエスがその血によって成し遂げてくださったことのゆえに、今では、神様のそば近くに引き寄せられているのです。

14. キリスト様こそ、私たちの平和の道です。 この方は、私たちユダヤ人とあなたがた外国人とを一つの家族とし、両者を隔てていた軽べつという壁を打ちこわして、平和をつくり出してくださいました。 

15. つまり、ご自分の死によって、相互の激しい敵意を、除いてくださったのです。 その敵意の原因とは、ユダヤ人を特別扱いし、外国人をのけ者にする、ユダヤ教のおきてでした。 そのおきて制度全体を無効にするために、キリスト様は死んでくださったのです。 そして、それまで互いに対立していた二つのグループを、それぞれ自分の手とし、足とされました。 こうして、私たちを融合させて、新しい一人の人間をつくられたのです。 ついに平和が実現しました。 

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