33. 車輪の構造は戦車の車輪の構造と同じで、その車軸と縁と輻と轂とはみな鋳物であった。
34. おのおのの台の四すみに四つのささえがあり、そのささえは台の一部をなしていた。
35. 台の上には高さ半キュビトの丸い帯輪があった。そして台の上にあるその支柱と鏡板とはその一部をなしていた。
36. その支柱の表面と鏡板にはそれぞれの場所に、ケルビムと、ししと、しゅろを刻み、またその周囲に花飾りを施した。
37. このようにして十個の台を造った。それはみな同じ鋳方、同じ寸法、同じ形であった。
38. また青銅の洗盤を十個造った。洗盤はおのおの四十バテの水がはいり、洗盤はおのおの四キュビトであった。十個の台の上にはおのおの一つずつの洗盤があった。
39. その台の五個を宮の南の方に、五個を宮の北の方に置き、宮の東南の方に海をすえた。
40. ヒラムはまたつぼと十能と鉢を造った。こうしてヒラムはソロモン王のために主の宮のすべての細工をなし終えた。
41. すなわち二本の柱と、その柱の頂にある柱頭の二つの玉と、柱の頂にある柱頭の二つの玉をおおう二つの網細工と、
42. その二つの網細工のためのざくろ四百。このざくろは一つの網細工に、二並びにつけて、柱の頂にある柱頭の二つの玉を巻いた。
43. また十個の台と、その台の上の十個の洗盤と、
44. 一つの海と、その海の下の十二の牛とであった。
45. さてつぼと十能と鉢、すなわちヒラムがソロモン王のために造った主の宮のこれらの器はみな光のある青銅であった。
46. 王はヨルダンの低地で、スコテとザレタンの間の粘土の地でこれらを鋳た。