1. そこでナアマびとゾパルは答えて言った、
2. 「これによって、わたしは答えようとの思いを起し、これがために心中しきりに騒ぎ立つ。
3. わたしはわたしをはずかしめる非難を聞く、しかし、わたしの悟りの霊がわたしに答えさせる。
4. あなたはこの事を知らないのか、昔から地の上に人の置かれてよりこのかた、
5. 悪しき人の勝ち誇はしばらくであって、神を信じない者の楽しみはただつかのまであることを。
6. たといその高さが天に達し、その頭が雲におよんでも、
7. 彼はおのれの糞のように、とこしえに滅び、彼を見た者は言うであろう、『彼はどこにおるか』と。
8. 彼は夢のように飛び去って、再び見ることはない。彼は夜の幻のように追い払われるであろう。