8-9. 井戸を掘ると中に落ち、古い石垣をこわすと蛇にかまれます。 採石場で働いていると落石につぶされることがあり、斧を振り上げるたびに危険にさらされます。
10. 斧の切れ味が悪くなると、力ばかりいるようになります。 そんな時には、頭を働かせて刃をとぐことです。
11. 馬が盗まれてから馬小屋に鍵をかけても、あとの祭りです。
12-13. 知恵あることばは心地よいが、ばか者のおしゃべりは身を滅ぼします。 彼の話の前置きがばかげているかと思えば、その結論も気違いじみています。
14. ばか者は将来について何でも知っているふりをして、事細かに話して聞かせます。 しかし、これから起こることは、だれにもわからないのです。
15. ばか者はちょっとした仕事にも動揺するので、ごくささいなことにも力を出せません。
16-17. 王が幼く、指導者たちが朝っぱらから酔っている国は、とんでもない目に会います。 王は名門の出で、指導者たちは勤勉を第一と心がけ、これからの仕事の景気づけをする時にだけ宴会を開いて飲む国は、しあわせです。
18. 怠けていると、天井から雨がもり、たるきが腐ってきます。
19. パーティーは笑いを、ぶどう酒は幸福感を、金はいっさいのものを与えます。
20. たとい心の中であっても、王をのろってはいけません。 金持ちをのろってもいけません。 小鳥が彼らに、あなたがどんなことを言ったかを告げるからです。